沈黙の臓器と呼ばれている「肝臓」。 今回は、その「肝臓」を労わるための今日からできる食習慣について、ご紹介します。
沈黙の臓器って?
私たちの体は、痛みや不快感で「具合が悪い」と知らせてくれます。
しかし、中にはあまり症状が出ず、体の異変に気づきにくい臓器があります。
その代表が肝臓です。
肝臓は、痛みを感じる神経が少なく、傷ついても自分で修復しながら働き続けます。
また、解毒や栄養の貯蔵など多くの役割を担い、どれかの動きが少し低下しても他がカバーするため、体から異変のサインが現れにくいのです。
このように、異変があっても声を上げないことから、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
肝臓のはたらき
体の中で最も大きな臓器である肝臓。
体内の工場とも呼ばれさまざまな役割があり、その中でも大きな4つの働きがあります。
肝臓は私たちの健康に欠かせない臓器。
しかし、症状が出る頃には進行が進んでいることも…。
そうなる前に、日頃からできる5つのいたわり習慣を取り入れていきましょう!
手遅れになるその前に!今日から見直す食習慣
①糖分の摂りすぎに注意しよう
菓子パンや、普段何気なく食べている缶詰やジュースにも糖分や脂肪が多く含まれ、摂りすぎると肝臓で中性脂肪に変わり、脂肪肝の原因になります。
②脂っこい食事は控えよう
唐揚げや天ぷら、コロッケなどから、過剰に脂質を摂取すると、肝臓での処理が追いつかず、肝機能を弱める原因となります。
③水分はこまめに摂取しよう
水やお茶をこまめに摂ることで、肝臓の解毒を助け、老廃物の排出もスムーズになります。一度に多く飲むより、食事の合間など少しずつ飲むのがポイントです。
④ビタミンや食物繊維を積極的に摂取しよう
緑黄色野菜やきのこ、海藻、豆類には抗酸化ビタミンや食物繊維が豊富で、肝臓を活性酸素から守り、食物繊維は脂肪の吸収を穏やかにして腸内環境を整え、肝臓をサポートします。
⑤アルコールの摂取量を調整しよう
過度な飲酒が続くと、肝臓は疲弊し、アルコール性の肝障害を引き起こすことがあります。休肝日を作る、飲む量を控えるなど、習慣を見直すことを心がけましょう。
ひとことメモ
厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」は、1日あたり純アルコールで約20g程度とされています。
ただし、アルコールの分解には個人差があるため、自分に合った量を意識して、無理なくお酒と付き合うことが大切です。
<純アルコール20gの目安量>
缶ビール(ALC.5%):500ml/ワイン(ALC.14%): 180ml/ウイスキー(ALC.43%):60ml